もみじの記録

ある日、腹痛が。そこから治るまでの記録の予定。

始まりの続き。

師走を駆け抜け、年が明けて数日経ったある夜。
突然の腹痛で目が覚めた。
ヘソを手で覆うと丁度隠れる範囲の表面辺りが痛い。
ググッと差し込む様な痛みと、中身をギュッと潰されてる様な嫌な感覚。
お腹を出して寝ていたから冷えたのだろうか…唸りながらトイレへ行き用を足すも痛みに変化なし。

腸捻転か、食中毒か、ここにあるのは胃なのか腸なのか。胃下垂でもっと下にあるとしたらここにあるのはなんなのか。
痛みに耐えながら巡る思考に流されていると吐き気まで出てきた。
あーこりゃいかんよ。
病院行かないと手遅れになるわーなんて早くも絶望に飲み込まれた私は眠る家族を起こし、病院へ連れてってもらう事にした。

到着した市立病院ではエコーや触診をしてもらった後に、夜間救急とは診断をする場ではないと説明を受け、うん、知ってた、これ以上ひどくなるような所見がなければいいの、と言って帰ってきた。その頃には痛みも多少楽になっていて、フン詰まりだったら恥ずかしいな~なんて思う余裕も出てきたりして。
帰宅して何とか布団に潜り込み、唸りながらもいつの間にか眠ってしまった。

朝になると痛みは全くなく、昨夜のアレは夢だったかと思うほど。
しかし、電気毛布など用意してくれていたので夢ではないなと、支度をして仕事に出掛けたのであった。


これが1月の始め頃。
強い痛みを感じた初めての夜の事。